新型コロナウイルスPCR検査
風邪症状(発熱、咳、喉の痛みなどのいずれか)があり、新型コロナウイルス感染が疑われる方は、診断のためにPCR検査を実施することが可能です。当院では医師による、LAMP法・蛍光目視検出により検査結果の判定を行っております。
抗原検査では一定量以上のウイルス量がないと陽性と出ないため、発症から12時間以上経過をしている必要があり、ウイルス量が少ないと陽性と結果が出ないことがあります。PCR検査は抗原検査と比べて費用が高いものの発症前からでもウイルスの検出が可能です(症状がない場合は、自費での検査となります。)
PCR検査と抗原検査の違い
当院ではPCR検査は鼻腔ぬぐい液で実施をしています。唾液の場合は食事や飲水のため検査結果に影響を受けてしまう可能性があるためです。
| 項目 | PCR検査(核酸増幅検査) | 抗原検査(迅速抗原定性/定量) |
|---|---|---|
| 検出対象 | ウイルスの遺伝子(RNA) | ウイルスのタンパク(抗原) |
| 主な方式 | RT-PCR、NEAR、LAMPなど | 免疫クロマト法(迅速キット)など |
| 精度 | 感度と特異度ともに高い | 一定以上のウイルス量がいれば高い |
| 検体 | 鼻腔ぬぐい液 | 鼻咽頭/鼻腔ぬぐい液 |
| 発症前後での有用性 | ウイルス量の少ない発症前から検査可能 | 発症直後はウイルス量が少なく陰性となることが多いため、発症から12~24時間後から検査可能 |
| 費用 | やや高い 検体検査実施料 700点 微生物学的検査判断料 150点 | 比較的低コスト 検体検査実施料 150点 免疫学的検査判断料 144点 |
| 結果の解釈 | 回復期でも微量にウイルスが残存することで、検出されてしまう | 陰性でも感染初期時や日数が経過してしまいウイルス量が少ない場合は否定できない |
保険適用で3600円ほど(インフルエンザの抗原検査も同時に行う場合ではさらに費用がかかります)で検査が可能となります。
検査結果が出るまでの時間
当院では医師による「ワンオペレーション」でのPCR検査を実施しているため、検査結果が出るまで最短で45分かかります。混雑状況によっては、2~3時間要することもあるため診察時に検査結果が出るまでの時間をお伝えさせていただいております。